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2005年6月26日 (日)

小川美潮とKILLING TIME

高校生の頃だから今から20年以上前(ゲッ!)、
テレビ大阪(サンテレビかもしれない)で「HIP」という
番組があった。司会は黒田征太郎と小川美潮だった。
内容は忘れたけど黒田征太郎が司会というだけに
タイトル通りHIPな番組だった。音楽・サブカル・お笑い
好きな友達はみんな観ていたな。黒田征太郎の横で
不思議な発言乱発の小川美潮がチャクラのボーカル
だということをこの時知った。音楽は70年代ニューウェ
イブの時代で変チクリンなバンドが多くて、チャクラも
ニューウェイブバンドだった。福の種〜♪とかって歌っ
ていた。8時だよ全員集合にも出演してたな。レコード
を買って聴いてみたら、めちゃくちゃ複雑でテクニシャン
揃いのバンドで一気にハマった。美潮のボーカルもおも
ろい系の曲ではファニーな印象だけど、ストレートな曲
で魅せる表現はとにかく上手いというかスゲーって驚愕
した初めてのボーカリストだった。チャクラは3枚くらいの
アルバムで解散。

そして大学生の頃、市川準の映画にはまり、観まくって
いたら、音楽をチャクラのリーダーだった板倉文が担当
していることを知る。初期の市川準の音楽は全て板倉文
がやっていた。板倉文はKILLING TIMEというバンドを
やっているという。メンバーは板倉文、清水一登、Ma・To、
WHACHO、青山純、メッケン、斉藤ネコという今から考え
れば奇才・異才・天才の集まり。変拍子連発、複雑な構成、
かつ美しいメロディー。「そこに変拍子があるから登るのだ」
by清水一登。

美潮は80年代は坂田明や仙波清彦などのジャズ人脈と
活動していたが、個人でスポットライトが当たらなかった。

90年代、板倉文と小川美潮がチャクラ以来の融合。美潮
のソロ3部作をKILLING TIMEのメンバーを中心に発表。
ミュージシャンシップの英知を結集した珠玉のポップス。
この頃のライブを観に行ったけど、ポップスなのに演奏が
スゴすぎて手に汗握る緊張感を覚えている。

美潮もKILLING TIMEもセールス面では成功しなかった
けれど、残している音源は今聴いてもまだ5年先を行って
いる感じがする。最近またKILLING TIMEが活動再開し、
美潮もゲストで参加しているよう。ライブ観に行きたいな。

そしてそして、今年になって美潮とKILLING TIMEの旧譜
が再発されました。特に美潮の3部作はマスターピースなの
で紹介しておきます。私は無人島には美潮のCDを持っていきます。

4 to 3

ウレシイノモト

檸檬の月

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コメント

難しくてサッパリ分からない。私が最近聴いているのは「アンパンマン」です。悲しい・・・。

投稿: ピクリン | 2005年6月26日 (日) 16時56分

TBありがとうございました.しかし小生のblogとのつながりがよく分からない.「トニー滝谷」?市川準つながり?
すいませんが,こーゆー理由でTBしましたって,教えていただけると腑に落ちると思うのですが.
TBされ慣れてないもんで,てへっ,すいません.

投稿: ほんやら堂 | 2005年6月29日 (水) 22時59分

ほんやら堂さま
はじめまして。TBはもちろん市川準つながりです。
記事で少し触れましたが、初期の市川作品に
板倉文の音楽は不可分なものでした。
小川美潮も「つぐみ」のテーマ曲を歌っております。
映画ファンの方々にも、彼らの音楽をお勧めします。

投稿: takaogi | 2005年6月30日 (木) 21時44分

どうもはじめまして。この度トラックバックさせて頂きましたマジと申します。
レビューの方とても興味深く拝見させて頂きました。チャクラ&Killing Time
ってば本当に素敵な、ヘンちくりんなバンドですよね~。デビュー当時は「時代が
追いついて来てない」なんて言われてましたが未だ追いついて来ないってのは
時代とやらの鈍足ぶりにも困ったものです(笑)マジで5年後あたりにドカーンと
再評価されて欲しいなあ。

「そこに変拍子があるから登るのだ」・・・けだし名言。いい言葉だなあ。
美潮さんソロでは「おかしな午後」が大好きです。CDがダメになってしまうぐらい
聞きまくってます。映画も好きなので機会を見つけて市川準監督作品、チェック
して見ようと思います。

長々と失礼致しました。また遊びに寄らせて貰います。でわでわ♪

投稿: マジ | 2005年11月17日 (木) 23時39分

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» 小川美潮 / 4 to 3 (1991) [MUSIC OASIS]
小川美潮(vo)、青山純(dr)、Mecken(b)、近藤達郎(key)、板倉文(g)、Ma*To(tabla)、他 1991年のアルバム。 チャクラのボーカルだった美潮さんの、久々のソロアルバム。 このアルバム、バンドサウンドがものすごくマニアックでいいんです。 リズムパターン、ベースライン、全てが普通じゃありません。パーカッションも仙波一味的な、和楽器を効果的に使ったようなアレンジ。 青山純も、今井美樹などのバックで聴けるソフィスティケイトされたドラミングでなく、オレカマ軍..... [続きを読む]

受信: 2005年10月22日 (土) 23時44分

» チャクラ 「CHAKRA」 ★★★★ [TRUE-TIME WEB-LOG]
>チャクラ 「CHAKRA」 1980年に鮮烈なるデビューを果たし、そのあまりにも突き抜けた前衛的な音楽性から「時代が追いついて来なかった」と評され、どうやら未だ「時代は追いついて来てない」らしい(笑)、知る人ぞ知るニューウェイヴユニット、チャクラ。リリースしたアルバムは「CHAKRA」「さてこそ」「南洋でヨイショ」のわずか3枚のみだが、このグループの存在が後の「へんてこりんな」音楽世界を担っていったクリエイターたちにもたらしたインスピレーションは測り知れない。そのチャクラのファーストアルバムであ... [続きを読む]

受信: 2005年11月17日 (木) 23時19分

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